30歳からはじめるギター講座 5 〜ギターは値段で何が違うのか?〜
「ギターって見た目はどれも同じに見えるけど、値段によって何が違うの?」最初にギターを選ぶとき、多くの人がこの疑問を抱きます。お店に行くと1万円のギターもあれば50万円以上するギターもあり、その違いを一目で理解するのは難しいものです。
また、値段が高いギターを見ても、「初心者には必要ないのでは?」とか、「自分には贅沢すぎるかな」といった気持ちになることもあるでしょう。一方で、安いギターを選んでしまうと、「すぐに壊れたらどうしよう」「本当にいい音が出るのかな」という不安も出てきます。
こうした悩みを解消するために、この記事ではギターの値段別にその特徴をわかりやすく解説し、どの価格帯があなたに合っているのかを考える助けになればと思います。
1万円くらいのギター
【特徴】
- 低価格で初心者にも試しやすい。
- 合板を主に使用し、シンプルな構造。
- 音質や耐久性が限定的。
【おすすめ度】 とりあえずギターを触ってみたい、という方に適しています。ただし、音質や演奏性にこだわりが出てきたら、早めの買い替えを検討した方がよいでしょう。大手楽器屋だと、その楽器屋さんオリジナルブランドがコスパ良かったりします。
5万円くらいのギター
【特徴】
- 本格的な材料を使用(合板が主流)。
- 音響や演奏性が向上。
- 見た目や触り心地も良いものが多い。
◯この価格帯が初心者の方にはオススメ
価格と品質のバランスが良く、初めての1本として長く使えるモデルが多いです。
私もバイトをして、高校生の時に8万くらいのエピフォンのレスポールを買いました。
さて、繰り返しになりますが、ギターを見ても、最初は「みんな同じように見える」という感情があると思います。特に初めてギターを手にしたいと考えている方にとっては、何を重要視すればよいのかもいまいちわからないのが常です。「値段が高いギターは良いギター」というイメージを持つ方も多いですが、それだけでは選び方として不十分です。
実際には、値段に応じて以下のようなポイントが変わってきます。これからの値段のギターはこの辺を意識して考えるといいです。
- 材料の違い:安価なモデルは合板や人工素材を使用し、高価格帯になると無垢材が使われます。これにより音質や響きが大きく変わります。
- 組み立ての精度:高価格帯のギターは職人の手作業が多く、細部まで丁寧に作られています。
- 音質と演奏性:高価格のギターほど豊かな音質とスムーズな演奏性が期待できます。
10万円くらいのギター
【特徴】
- 定番の木材が使用され、音質がさらに向上。
- 高級感のある見た目と仕上げ。
- 初心者から中級者まで幅広く使える。
【おすすめ度】 本格的にギターを始めたい方に最適。価格はやや高めですが、長期間愛用できる一品です。
20万円くらいのギター
【特徴】
- 素材の選定や製造工程がさらにこだわられている。
- 音の深みや細やかな表現力が魅力。
- プロ仕様に近いモデルも多い。
【おすすめ度】 ある程度ギター経験があり、より良い音を求める方に最適です。
30万円くらいのギター
【特徴】
- 高品質な無垢材を使用し、音質や演奏性がさらに向上。
- デザインや装飾にもこだわりがあり、美術品のような仕上がり。
- ステージ演奏やレコーディングに対応したモデルが多い。
【おすすめ度】 プロを目指す方や、特別な1本を手に入れたい方におすすめです。所有感も満たされる一品です。
50万円くらいのギター
【特徴】
- 完全ハンドメイドで、熟練職人の技術が詰まった逸品。
- 希少な高級木材を使用し、唯一無二の音質を実現。
- カスタムオーダーや限定モデルが多く、個性が際立つ。
【おすすめ度】 トップクラスの音質と演奏性を求める方、または一生もののギターを探している方に最適です。コレクターズアイテムとしても価値があります。
まとめ
ギター選びは、最初は難しく感じるかもしれませんが、この記事を参考に自分に合った価格帯を見つけて、ぜひギターライフを楽しんでください。