
「音楽は、何よりも環境が大事!」

音楽部屋は、集中できて、楽しめる空間にしておくことが大切です。「めんどくさい」と感じると、続けるのが難しくなるからです。
とはいえ、「機材って何を買えばいいの?」「そもそも何に使うの?」と迷う人も多いと思います。
この記事では、音楽部屋にあると便利な機材10個を、それぞれの役割・選び方・優先度と一緒に解説します。
機材の前に確認したい2つのこと
音楽部屋づくりで一番大事な2つ
- 音を気軽に出していい環境か?
- すぐ手に取れる位置に楽器があるか?
地味ですが、この2つがそろうだけで、続けられる可能性がグッと高まります。
音を出していい環境か?
住む環境によりますが、音を出していい環境かどうかは、音楽をするうえでとても大事な条件です。
メモ
- 周囲がにぎやかなほうが苦情は出にくい(ただし、録音には向かない)
- マンションなどでは、隣の部屋に気を使うこともある
- 静かな場所だと、意外に音が漏れる……
機材より前に、大切なのは住む場所そのものです。いくらいい防音室を作っても、住みにくかったら嫌ですし、結局苦情がきたら困りますよね。夜に練習したい人は、まずヘッドホンで音が出せる機材から考えるのがおすすめです。
どれから買う? 優先順位の目安

全部を一度にそろえる必要はありません。やりたいことに合わせて、上から順にそろえていけば大丈夫です。
- ギターの練習がメインなら、STEP1だけで十分
- 弾いてみた動画や、自分の曲を録音したいなら、STEP2まで
- 作業が増えてきたら、STEP3で快適に
STEP1:まずはこれ(練習が快適になる)
1.モニターヘッドホン
| 優先度 | ★★★(必須) |
|---|---|
| 価格の目安 | 1〜2万円くらい |
| こんな人に | 夜も練習したい人・録音する人すべて |
何に使う?
自分の演奏や録音した音を、細かいところまで聴くためのヘッドホンです。音楽を楽しく聴くためのヘッドホンと違い、音を色づけせず、ありのままに聴けるのが特徴です。夜にエレキを練習するときにも使えます。
選び方のポイント
長時間つけても疲れにくいか、耳全体をおおう形か、をチェックしましょう。私のおすすめは、オーディオテクニカのATH-M50xです。
長く使うものなので、費用対効果は一番大きいと思います。ぜひ買っておいてほしいアイテムです。不要になったら、メルカリで売ることもできます。
2.譜面台
| 優先度 | ★★★ |
|---|---|
| 価格の目安 | 3,000〜5,000円(しっかりしたもの) |
| こんな人に | 楽譜やタブレットを見ながら練習する人 |
何に使う?
楽譜やタブレットを、目の高さに置いて見るための台です。
選び方のポイント
これ、地味によく使います。移動するときは安い折りたたみ式を使いますが、音楽部屋には少し丈夫で、板が平らなタイプがあると重宝します。タブレットを置いても倒れにくいです。はっきり言って、使えます。
3.ギターアンプ(エレキの人)
| 優先度 | ★★★(エレキなら必須) |
|---|---|
| 価格の目安 | 1〜3万円くらい |
| こんな人に | エレキギターを弾く人 |
何に使う?
エレキギターの音を大きくして鳴らす機材です。エレキは、アンプにつながないとほとんど音が出ません。
選び方のポイント
家での練習なら、小さめの練習用アンプで十分です。最近はデジタル技術でどんどん進化していて、いろいろなアンプの音が出せるものや、ヘッドホン端子付きのものが多く、コスパがとてもいいです。ヤマハのTHRシリーズは、ぜひ試してほしい1台です。
STEP2:録音するなら(DTM・宅録の基本セット)

録音をするときは、ギターやマイク → オーディオインターフェース → パソコンの順につながります。それぞれの役割を知っておくと、何を買えばいいかがわかりやすくなります。
4.パソコン
| 優先度 | ★★(録音・DTMをするなら必須) |
|---|---|
| 価格の目安 | 10万円前後〜 |
| こんな人に | DTMをしたい人、歌詞や曲を作る人 |
何に使う?
録音した音の編集や、DAW(音楽制作ソフト)を使った曲づくりに使います。歌詞を書いたり、動画を編集したりと、なにかと作業効率がアップします。
選び方のポイント
スマホでもいろいろできるようになりましたが、パソコンは時間短縮に効果的です。ただまあまあのコストなので、買うタイミングはよく考えましょう。私はMacを使っていて、M1以降のMacなら、何でもいいと思っています(笑)。
5.オーディオインターフェース
| 優先度 | ★★(録音するなら必須) |
|---|---|
| 価格の目安 | 1〜2万円(最初はこれで十分) |
| こんな人に | ギターや歌をパソコンで録音したい人 |
何に使う?
ギターやマイクの音を、パソコンに取り込むための機材です。パソコンの「通訳」のような役割で、これがあると、きれいな音で録音できて、音の遅れも少なくなります。ヘッドホンやスピーカーをつなぐ出口にもなります。
選び方のポイント
値段は1万円〜20万円台までありますが、機能がよくわからないうちは1〜2万円のもので十分です。ギター1本と歌を録るなら、入力が1〜2つのもので大丈夫。初心者向けなら、Focusriteのこちらがおすすめです。
6.マイク
| 優先度 | ★★ |
|---|---|
| 価格の目安 | 1〜3万円くらい |
| こんな人に | 歌やアコギを録音したい人 |
何に使う?
歌やアコギの音を録音するときに使います。私は、演奏練習のときにたまに使ったりもします。
選び方のポイント
マイクには、大きく2つの種類があります。
- コンデンサーマイク:小さな音まで繊細に録れる。宅録にはこちらがおすすめ。ただし周りの音も拾いやすい
- ダイナミックマイク:丈夫で、周りの音を拾いにくい。ライブでもよく使われる
コンデンサーマイクなら、ケーブルやポップガードがセットになったものが便利です。
ダイナミックマイクなら、定番のSHUREがおすすめです。
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7.モニタースピーカー
| 優先度 | ★★ |
|---|---|
| 価格の目安 | 2〜5万円くらい(ペア) |
| こんな人に | 録音した音をしっかり確認したい人 |
何に使う?
録音やミックスの音を確認するためのスピーカーです。ヘッドホンだけだと、音の広がりや低音のバランスがわかりにくいので、スピーカーでも聴いて確認すると仕上がりがよくなります。
選び方のポイント
私は無難にヤマハにしています。部屋が狭い場合は、小さめのサイズで十分です。
STEP3:あると便利(慣れてきたら)
8.外付けストレージ(SSD・HDD)
| 優先度 | ★ |
|---|---|
| 価格の目安 | 値上がりが続いているため、購入時に要確認 |
| こんな人に | パソコンでDTMをする人 |
何に使う?
DTMをすると、録音データでパソコンの容量がすぐにいっぱいになります。外付けのストレージにデータを移しておくと、パソコンが圧迫されずにすみ、大事なデータのバックアップにもなります。
選び方のポイント
少し前までは、外付けSSDが1TBでも1万円くらいで買えました。ところが今は、物価の上昇や半導体の価格高騰で、SSDの値段がかなり上がっています。
そこでおすすめなのが、用途で使い分ける方法です。
- 今作業している曲のデータ:読み書きが速いSSDに(容量は必要なぶんだけでOK)
- 完成した曲や昔の録音データ:容量あたりの値段が安い外付けHDDに保存
- 特に大事なデータ:クラウドにも保存しておくと、万が一のときも安心
最初から大容量のSSDを買わなくても、この組み合わせで十分に回せます。SSDを選ぶなら、持ち運びに強い丈夫なタイプがおすすめです。
9.アナログミキサー
| 優先度 | ★ |
|---|---|
| 価格の目安 | 1〜3万円くらい |
| こんな人に | つなぐ機材が多い人・配信をする人 |
何に使う?
マイク、ギター、キーボードなど、いくつもの音をまとめて、音量のバランスを調整する機材です。
選び方のポイント
アナログがいいかどうかは好みですが、入力や出力が多い音楽部屋では、ミキサーがあるととても便利です。つなぎたい機材の数より、入力が少し多いものを選びましょう。
10.スマートスピーカー
| 優先度 | ★ |
|---|---|
| 価格の目安 | 5,000円〜2万円くらい |
| こんな人に | 練習中に曲を流したり、タイマーを使ったりしたい人 |
何に使う?
声で曲を流したり、タイマーやメトロノームがわりに使ったりできます。ギターを持って両手がふさがっていても操作できるのが便利です。
選び方のポイント
最近のおすすめです。ネットにつながる環境があれば、コスパ抜群に活躍します。画面付きなら、歌詞やコードを表示することもできます。
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まとめ:やりたいことに合わせて、少しずつそろえよう
まとめ
- 機材の前に「音を出せる環境」と「すぐ弾ける配置」を整える
- 練習メインなら、ヘッドホン・譜面台・アンプ(エレキ)から
- 録音したいなら、パソコン・オーディオインターフェース・マイク・スピーカー
- 慣れてきたら、外付けストレージ・ミキサー・スマートスピーカーで快適に
好きな機材がそろっていくと、部屋に入るたびにワクワクして、それが続けるモチベーションにもなります。無理せず、少しずつ自分だけの音楽部屋をつくっていってください。
※価格は目安です。時期や販売店によって変わります。