エレキギターといえば、多くの人が思い浮かべるのがフェンダーの「ストラトキャスター(Stratocaster)」でしょう。
1954年に登場して以来、エレキギターの代表格として世界中のギタリストに愛されています。今回は、ストラトキャスターのコストパフォーマンスの良さ、人気の理由、そしておすすめのストラトブランドについて詳しく解説します。
ギター選びに迷ったらストラト!その理由を初心者向けに解説
目次

ストラトキャスターはコスパがいい?
結論から言うと、ストラトキャスターは非常にコストパフォーマンスの高いエレキギターです。その理由の一つに、製造上の工夫が挙げられます。
1. 大量生産に適した工業製品としてのデザイン
フェンダーは、もともとエレキギターを工業製品として大量生産することを前提に設計しました。特にストラトキャスターは、ボルトオン・ネック方式を採用しており、ネックの交換やメンテナンスがしやすい構造になっています。これにより、修理や調整が容易になり、長く使えるギターとしての魅力を持っています。
2. クオリティと価格のバランス
ストラトキャスターは、エントリーモデルからプロフェッショナル向けのハイエンドモデルまで幅広い価格帯がありますが、どのグレードでも比較的コストに見合った品質を保っています。例えば、フェンダー傘下の「Squier(スクワイヤー)」ブランドは初心者向けのモデルを提供しつつ、フェンダーUSA製のモデルはプロにも愛される品質を持っています。
このように、ストラトキャスターは手ごろな価格でありながら高品質な音と演奏性を実現しており、多くのギタリストに支持されています。
ストラトキャスターが人気の理由
ストラトキャスターが長年にわたって愛され続けている理由には、次のような要素が挙げられます。
1. 幅広いサウンドと音作りの自由度
ストラトキャスターの大きな特徴の一つは、3つのシングルコイルピックアップによる多彩な音作りが可能な点です。5ウェイ・ピックアップ・セレクターにより、シャープなカッティングサウンドからウォームなトーンまで幅広い音を奏でることができます。ブルース、ロック、ポップス、ファンクなど、さまざまなジャンルで活躍できるギターです。
2. 長年変わらないデザインと信頼性
1954年に登場したストラトキャスターは、基本的なデザインがほとんど変わっていません。それだけ完成度が高く、エレキギターの一つの完成形といえる存在だからです。ギブソンの「レスポール」と並ぶ歴史的なギターとして、数多くの伝説的なギタリストに使用されてきました。
3. 演奏性の高さ
ストラトキャスターは、体にフィットするように設計されたコンター加工(ボディのカーブ)が施されており、長時間演奏しても疲れにくいのが特徴です。また、トレモロアーム(アーム付きブリッジ)を使うことで、ビブラートなどの表現力も豊かになります。
オススメのストラトキャスターブランド
ストラトキャスターは、フェンダー本家のほかにもさまざまなブランドからリリースされています。ここでは、おすすめのストラトブランドを紹介します。
1. Fender(フェンダー)
ストラトキャスターといえば、やはり本家フェンダー。アメリカ製(Fender USA)のモデルは高品質で、プロのギタリストにも愛されています。また、日本製の「Fender Japan」やメキシコ製の「Fender Mexico」などもあり、それぞれ価格帯や特徴が異なります。
私は中古でフェンダージャパンのものを購入して愛用しています。
もともと、レスポールからはじめたのですが、ストラトならではのサウンドがたまりませんね!!
2. Squier(スクワイヤー)
フェンダーの子会社で、初心者向けのストラトキャスターをリーズナブルな価格で提供しています。コストを抑えつつも、フェンダーの設計思想を受け継いだモデルが多く、入門用には最適なブランドです。
3. Tokai(トーカイ)
日本のギターメーカーで、フェンダーのストラトキャスターに近いモデルを製造しています。特に「Vintage Series」は、昔のフェンダーストラトキャスターに忠実な仕様で、ビンテージサウンドを求めるギタリストにおすすめです。
4. momose
個人的に試奏して、とても欲しいと思ったのは、momoseのストラトですね。
サウンドもよし、仕上がりも美しいのでとても欲しいですw
5. PRS Silver Sky(ポール・リード・スミス シルバースカイ)
ジョン・メイヤーのシグネチャーモデルとして開発されたこのギターは、ストラトキャスターをベースにしつつも、PRS独自のモダンなデザインが取り入れられています。高品質なストラトタイプを探している方にはおすすめです。
まとめ
ストラトキャスターは、コストパフォーマンスに優れ、歴史的にも長く愛されているエレキギターの代表格です。製造上の工夫により、大量生産が可能になりつつも、高い品質を維持しているのが魅力の一つです。さらに、その音の幅広さや演奏性の高さから、多くのジャンルで使用されています。
また、フェンダーをはじめ、スクワイヤーやトーカイ、Suhr、PRSなど、多くのブランドからストラト系ギターが販売されており、用途や予算に応じて最適な一本を選ぶことができます。
これからギターを始める方も、すでにギターを弾いている方も、ストラトキャスターの魅力を再確認してみてはいかがでしょうか?
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トモ藤田さんの動画はぜひチェックしてみてください!!