
ギターを良い状態で保つためには、メンテナンスが欠かせません。
ギターのメンテナンスには、大きく分けて2つあります。
- 自分で日常的にできるメンテナンス
- プロにお願いして調整してもらうメンテナンス
どちらもお金はかかりますが、放っておいて大きく壊れると、もっとお金がかかることになります。大事なギターだからこそ、日頃から触って、状態を把握しておくことをおすすめします。

自分でやること・プロに頼むことの見分け方

プロに頼んだほうがいいかどうかは、次の4つで判断するとわかりやすいです。
プロに頼んだほうがいい作業の目安
- 経験が必要なもの
- 失敗すると取り返しがつかない・高くつくもの
- 手間がかかりすぎるもの
- 特殊な道具が必要なもの
自分でできる日常のメンテナンス

弾いた後にクロスで拭く
弾き終わったら、クロスで弦・ボディ・ネックを拭きましょう。汗や手の油をそのままにすると、弦がサビたり、塗装がくもったりする原因になります。特に指板は汚れがつきやすいので、こまめに拭くのがポイントです。
弾く前にチューニングする
毎回、弾く前にチューニングしましょう。正しい音程で練習できるだけでなく、「いつもより狂いやすい」「ペグが緩い」といったギターの変化に気づくきっかけにもなります。
1〜3か月に1回、弦を交換する
弦は使ううちにサビたり伸びたりして、音がこもってきます。使う頻度にもよりますが、1〜3か月に1回が交換の目安です。弦を外したタイミングで、指板やフレットの手入れもまとめてやると効率的です。
ネックの状態をときどき確認する
季節の変わり目は、ネックが反ったり、弦高が変わったりしやすい時期です。「最近押さえにくい」「弦がビビる」と感じたら、ネックの状態をチェックしてみましょう。
ネックの調整は無理をしないで
ネックの反りはトラスロッドという部品で調整できますが、回しすぎるとギターを傷めることがあります。初心者のうちは、自分でやらずに楽器屋さんに相談するのが安心です。
ギターを長持ちさせる「湿度管理」
ギターは木でできているので、ほかの木製の楽器と同じく、温度や湿度の影響をとても受けやすい楽器です。

ギターにとって良い環境は、人間が不快にならない環境と言われています。暑すぎず、寒すぎず、湿度は40〜60%くらいが目安です。
日本は、夏は湿度が上がりやすく、冬は乾燥しやすいので、季節ごとに気をつける必要があります。
湿度計を1つ持っておこう
安いものでいいので、まずは湿度計を1つ置いておきましょう。湿度が「見える」だけで、対策がしやすくなります。
アコギなら、サウンドホールに入れて湿度を保つタイプのグッズもあります。
ギタースタンドは必須
ギターを床に寝かせたり、壁に立てかけたりしておくと、倒れてキズがついたり、ネックに負担がかかったりします。置き型・壁掛け型など、ギタースタンドは必須です。
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メンテナンス道具をそろえよう
基本的なメンテナンス道具をそろえておくのも大事です。ギターが良い状態に保たれるだけでなく、ギター自体にくわしくなります。
くわしくなると、トラブルへの対応が上手になります。ライブ中のトラブルを未然に防いだり、起きても軽いうちに乗り切れたりします。
こういったセットを1つ持っておくと便利です。もちろん、必要に応じて1つずつそろえていくのもありです。
プロに頼むメンテナンスとメリット
次のような作業は、プロに任せるのがおすすめです。
- ネックの大きな反りの調整
- フレットのすり合わせ・交換(すり減りやサビがひどいとき)
- 弦高・ナット・サドルの調整や交換
- エレキギターの配線の修理(音が出ない、ガリガリ鳴るなど)
- 割れや大きなキズの修理
プロに頼むメリット
- 仕上がりが確か:構造を知りつくしたリペアマンが作業するので、ギター本来の弾きやすさを引き出してくれます
- 時間と手間の節約:慣れない作業で失敗するリスクもなく、その時間を練習にあてられます
- トラブルの早期発見:自分では気づかない不具合を見つけてもらえます。放っておくと修理代が高くなることもあります
どこに頼めばいい?
持って行きやすい近くの楽器屋さんがおすすめです。弦を買いに行くついでに相談できる関係をつくっておくと、何かあったときにすぐ頼れます。
リペア専門のお店もあります。私は以前、ギターワークスを使ったことがあります。
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まとめ:自分でできることは日頃から、難しいことはプロに
まとめ
- 弾いた後は拭く、弾く前はチューニング、弦は1〜3か月で交換
- 湿度は40〜60%くらいが目安。まずは湿度計を置こう
- ギタースタンドは必須
- ネック調整や配線修理など、失敗すると高くつく作業はプロに
- 年に1回くらい、楽器屋さんで点検してもらうと安心
自分でできるメンテナンスを続けていると、ギターの小さな変化に気づけるようになります。そのうえで、正確な診断や難しい作業は、思い切ってプロに頼む。この組み合わせが、ギターを長く愛用する一番のコツです。