
「ギターを始めたのに、気づいたら弾かなくなっていた」
その原因は、才能ややる気ではなく、ギターを弾くまでの「環境」にあるかもしれません。
ギターを続けるうえで、環境づくりは一番大事なことのひとつです。本田圭佑さんも近畿大学でのスピーチで、環境にこだわることの大切さを話していました。環境を整えると、意識も、パフォーマンスも、「あたりまえ」のレベルも上がっていきます。

この記事では、なぜ音楽部屋が大事なのか、そしてギターが続く音楽部屋のつくり方を紹介します。
なぜ「音楽部屋」がギターの上達に大事なのか
1.「弾くまでの手間」が減る
ギターが続かない一番の理由は、実は「弾くまでが面倒」なことです。

ケースにしまっていると、弾くたびに「出す・開ける・取り出す・チューナーを探す・場所をつくる」という手間がかかります。1つ1つは小さくても、疲れて帰ってきた日には、この手間が「今日はいいか」につながります。
逆に、ギターがすぐ手の届く場所にあれば、思い立った瞬間に5分だけでも弾けます。この5分の積み重ねが、上達の差になっていきます。
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2.気持ちが「弾くモード」に切り替わる
その場所に座ると、自然とギターを手に取りたくなる。そんな場所があると、練習を始めるのに気合いがいりません。
机に向かうと勉強モードになるのと同じで、「ここはギターを弾く場所」と決めておくことで、気持ちの切り替えがスムーズになります。
3.気が散らず、練習に集中できる
スマホ、ゲーム、散らかった机……。目に入るものが多いほど、集中は途切れやすくなります。音楽部屋は、ギターに集中するための場所です。必要なものだけがある空間は、それだけで練習の質を上げてくれます。
4.ギターも長持ちする
置き場所を決めて、湿度や直射日光に気をつけていれば、ギターのコンディションも保ちやすくなります。いい状態のギターは弾きやすく、弾いていて気持ちがいいので、また弾きたくなる。いい循環が生まれます。
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専用の部屋がなくても大丈夫。「音楽コーナー」から始めよう
「音楽部屋」と聞くと、防音室や広い部屋を想像するかもしれません。でも、最初は部屋の一角だけで十分です。
リビングの隅、寝室の窓ぎわ、デスクの横。椅子とギタースタンドを置けるスペースがあれば、そこがあなたの「音楽コーナー」になります。
私自身、今は築100年ほどの古民家に作った音楽部屋からこのブログを更新しています。ただ、最初からこんな環境だったわけではありません。小さなコーナーから少しずつ、自分が弾きやすい場所をつくってきました。
ギターが続く音楽部屋のつくり方:6つのポイント

1.座る場所を決める
ギターを弾くときに座る椅子を決めましょう。肘かけのない、座面がしっかりした椅子が弾きやすいです。「この椅子に座ったらギター」というルールができると、習慣化しやすくなります。
2.ギターは出しっぱなしにする(手の届く所に)
一番効果があるのがこれです。ギタースタンドに立てておけば、座ってすぐに弾けます。ギターが目に入るだけでも、「ちょっと弾こうかな」という気持ちになるものです。
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3.譜面台を目の前に置く
楽譜やタブレットを置く場所を決めておくと、練習の準備が一瞬で終わります。
4.小物の定位置をつくる
チューナー、ピック、カポタスト。小物はすぐにどこかへ行ってしまいます。小さなトレーやかごを1つ用意して、「使ったら戻す場所」を決めておきましょう。「ピックがない!」で練習が止まることがなくなります。
5.音の環境を整える
家族や近所が気になって弾けない、という人も多いと思います。エレキならヘッドホンを使えば、夜でも気にせず練習できます。音の心配がなくなると、弾ける時間がぐっと増えます。
6.余計なものを置かない
意外と、なんでもある部屋は気が散って練習が非効率になります。必要なものだけで固めるのがポイントです。
片づけに迷ったら、こんまりさんの本が参考になります。「ときめくかどうか」で持ち物を見直すと、自然と大事なものだけが残ります。
置き場所の注意
- 窓ぎわの直射日光が当たる場所
- エアコンの風が直接当たる場所
- 湿気がこもりやすい場所
こうした場所は、ギターの反りや割れの原因になります。出しっぱなしにするなら、置き場所には気をつけましょう。
もっと快適にするなら:あると便利な機材
環境が整ってきたら、少しずつ機材を足していくのも楽しみのひとつです。好きなアイテムがそろっていくと、部屋に入るたびにワクワクして、それがモチベーションにもなります。
たとえば、スマートスピーカーがあれば、手がふさがっていても声で曲を流したり、タイマーをかけたりできます。こういった日常のちょっとした一手間の差が、練習のしやすさを大きく変えます。
まとめ:音楽部屋は「続ける仕組み」
音楽部屋は、ぜいたく品ではありません。
ギターを「がんばらなくても続けられる」ようにする仕組みです。
まとめ
- ギターが続かない原因は「弾くまでの手間」にあることが多い
- 専用の部屋がなくても、部屋の一角の「音楽コーナー」で十分
- 座る場所を決めて、ギターは出しっぱなしに
- 譜面台・小物の定位置・音の対策で、準備の手間をゼロに近づける
- 余計なものは置かない。直射日光と湿気には注意
まずは今日、ギターをケースから出して、手の届く場所に置いてみてください。それだけで、明日ギターを弾く確率はぐっと上がります。
ひとりで続けるのが不安な方へ
完全初心者や挫折経験者向けに、オンラインでギターレッスンをしています。練習の続け方や環境づくりの相談からでも大丈夫です。