ギターのメンテナンス 〜フレット編〜
ギターのメンテナンス記事。過去の記事はこちら。
今回はフレット編です。なんでフレットの記事にしたのかって、私がリフレットを検討しているからです。w
ギターのフレットは消耗品です。
1. フレットをクロスで磨く
- 値段: 0円~2,000円程度。専用クロスやフレット用クリーナーを購入した場合の費用です。
- 特徴:
フレットの表面の汚れや酸化を取り除くための基本的なメンテナンスです。柔らかいクロスや専用のクリーナーを使用し、自宅で簡単に行うことができます。特別な工具や技術は必要なく、初心者でも取り組みやすい方法です。
- 効果:
汚れやサビを落とすことで、フレットが滑らかになり、弦の移動がスムーズになります。これにより、演奏性が向上し、フレットの寿命も延ばすことができます。特に、長期間使用しているギターのくすみを取り除き、新品に近い外観を取り戻すことが可能です。
2. フレットのすり合わせ
私は、フレットすり合わせからリペアショップに出しています。自分でいじったりするのが、よっぽど好きじゃないと無理だと思っています。
また、メンテナンス経験と、安いギターで試したりとか必要ですね。
- 値段: 8,000円~20,000円程度。リペアショップに依頼する場合の料金で、作業の内容やショップにより異なります。
- 特徴:
フレット全体の高さを均一に削る作業です。フレットが部分的に摩耗している場合、弦が「ビビる」ことがありますが、これを解消するための方法です。さらに、すり合わせ後はフレットの形状を整える「クラウニング」や、表面を磨く「ポリッシュ」もセットで行うことが一般的です。 - 効果:
フレットの高さが均一になるため、弦のビビりが解消され、滑らかな演奏が可能になります。また、摩耗が進んだフレットを再生することで、ギター全体の演奏性が向上します。適切なピッチと音の安定感を得られるため、特にフレットが削れ始めている場合に効果的です。
どうしても自分でしたい人はセットが売られています
すり合わせベーシックセット
https://www.guitarworks.jp/fs/guitar/c/p050140#110
いまはネットでこういうものが買えますが、どうしてもという人くらいの方がやるといいでしょう。
3. リフレット
- 値段: 20,000円~50,000円程度。フレット素材や交換する本数によって費用は変わります。
- 特徴:
摩耗が進んだフレットをすべて新しいものに交換する作業です。 - フレットの素材やサイズ(高さ、幅など)を変更することで、自分好みのトーンや弾き心地にカスタマイズすることもできます。高度な技術が必要なため、必ずリペアショップに依頼する作業です。
- 効果:
フレットが新品同様の状態になり、演奏時の快適さと耐久性が向上します。大きく削れたフレットでは対応できない問題を完全にリセットできるため、長期間使用したギターの復活に最適です。また、フレットの素材や形状を変えることで、音質やプレイスタイルに大きな変化を加えることもできます。
こちらを検討しています。私のギターはかれこれ17年くらい使っていましたので、
すり合わせなどでメンテナンスやっていました。
そろそろ、フレットもこれ以上すり合わせは難しいかなと思いまして、リフレットをしていこうかと。
まとめ 選び方のポイント
今回はフレットのメンテナンスをまとめました。
- 軽いメンテナンスをしたい場合は、「フレットをクロスで磨く」。
- 部分的な摩耗や弦のビビりが気になる場合は、「フレットのすり合わせ」。
- フレットが深く削れている、または交換してカスタマイズしたい場合は、「リフレット」。
ギターの状態や予算、演奏スタイルに合わせて適切な方法を選ぶと良いでしょう!