
ギターを弾く前に、必ずやるのがチューニング(音合わせ)です。
これ、本当に大事です。
なにしろ私は、小学生のときにチューニングのやり方がわからなくてギターを挫折したくらいですから。
チューニングがずれたまま練習すると、正しく押さえているのに変な音に聞こえてしまい、楽しくありません。
正しい音程で弾いていると耳も育ちます。
この記事では、はじめての人でも5分で合わせられる手順と、うまくいかないときの対処法を紹介します。
チューニングに必要なもの
必要なのはチューナーだけです。大きく分けて次の3種類があります。
- クリップチューナー:ギターのヘッドに挟んで使う。振動を拾うので周りがうるさくても合わせやすく、初心者に一番おすすめ
- スマホのチューナーアプリ:無料で今すぐ使える。静かな場所なら十分
- ペダル型・卓上型チューナー:エレキでアンプにつなぐ人や、ライブをする人向け
クリップチューナーは1,000〜2,000円ほどで手に入ります。
つけっぱなしにしておけば、弾きたいときにすぐ合わせられてストレスがありません。
アプリで試してみたい人は無料で使えるチューナーアプリ、クリップチューナーをもっと比べたい人はクリップチューナーおすすめ3選をどうぞ。
基本のチューニング(レギュラーチューニング)
一般的なギターのチューニングは次のとおりです。太い弦が6弦、細い弦が1弦です。

| 弦 | 音名 | ドレミ |
|---|---|---|
| 6弦(一番太い) | E | ミ |
| 5弦 | A | ラ |
| 4弦 | D | レ |
| 3弦 | G | ソ |
| 2弦 | B | シ |
| 1弦(一番細い) | E | ミ |
6弦から順に「E・A・D・G・B・E」。
まずはこれだけ覚えればOKです。
チューナーを使ったチューニングの手順

- チューナーの電源を入れる(クリップ型はヘッドに挟む)。モードがある機種は「GUITAR」か「C(クロマチック)」にする
- 6弦を開放で1回弾く(どこも押さえずに弾く)
- 表示された音名を確認する。「E」以外が出ていたら、ペグを回して「E」になるまで近づける
- メーターの針が真ん中に来るように微調整する
- 5弦→4弦→3弦→2弦→1弦と、同じように合わせていく
- 最後にもう一度6弦から全部確認する(1本合わせると他の弦が少しずれることがあるため)

多くのチューナーは、音が合っていないと赤く表示され、針が左(低い)か右(高い)に振れます。

針が真ん中に来て緑になれば合っています。

うまく合わせるための3つのコツ
ペグは少しずつ回す
ペグは少し回しただけで音が大きく変わります。弦を鳴らしながら、ゆっくり少しずつ回しましょう。一気に回すと、高く上げすぎて弦が切れる原因になります。
回す向きがわからなくなったら、少し回して確かめる
ギターによってペグの配置が違うので、「どっちに回せば音が上がるのか」で迷う人は多いです。迷ったら、弦を鳴らしながらほんの少し回して、針が右(高い)に行くか左(低い)に行くかを見れば一発でわかります。
音は「下から」合わせる
下から合わせる理由
音が高すぎるときは、いったん目標より少し低くしてから、締める方向で合わせ直します。緩める方向で止めると、弾いているうちに弦がペグ側で少しずつ緩んで音が下がりやすいからです。
チューニングが合わない・すぐ狂うときの原因
弦を張り替えたばかり
新しい弦は伸びるので、しばらくはすぐに音が下がります。何度か合わせ直していれば落ち着きます。弦を軽く引っ張って伸ばしてから合わせると早く安定します。
表示される音名が違う
6弦なのに「F」や「D#」が出ているときは、ずれが大きすぎます。音名が「E」になるところまで、まず大まかにペグを回しましょう。また、クロマチックモードでは「E」ではなく「♭」「#」付きの音が出ることがあるので、音名もよく確認してください。
基準の音(440Hz)が変わっている
多くのチューナーは「440Hz」が基準です。ボタンを触って442Hzなどに変わっていると、他の楽器と合わなくなります。
温度や湿度の変化
ギターは気温や湿度で少しずつ音が変わります。弾く前に毎回チューニングするのが基本です。保管場所が気になる方はギターの保管方法も参考にしてください。
何度合わせてもすぐ狂う
弦の巻き方がゆるい、ペグがゆるんでいる、弦が古すぎる、などが考えられます。弦交換のやり方を見直すか、楽器屋さんで一度点検してもらいましょう。
チューナーがないときの応急処置(5フレット合わせ)
チューナーが手元にないときは、弦どうしで音を合わせる方法もあります。6弦だけでもなんとなく合っていれば、他の弦をそろえられます。

- 6弦の5フレット = 5弦の開放
- 5弦の5フレット = 4弦の開放
- 4弦の5フレット = 3弦の開放
- 3弦は4フレット = 2弦の開放
- 2弦の5フレット = 1弦の開放
3弦だけ「4フレット」になるのが注意点です。
とはいえ耳に慣れていないと難しいので、基本はチューナーを使いましょう。
よくある質問
チューニングは毎回必要?
はい、弾く前に毎回やるのがおすすめです。慣れれば1〜2分で終わります。
スマホアプリだけで大丈夫?
静かな部屋なら十分使えます。周りに音がある場所ではマイクが他の音を拾ってしまうので、クリップチューナーのほうが確実です。
まとめ:チューナーを1つ持っておけば、チューニングはこわくない
まとめ
- 6弦から「E・A・D・G・B・E」
- チューナーで1本ずつ合わせて、最後に全体を確認
- ペグは少しずつ、音は下から合わせる
- すぐ狂うときは、弦・基準音・保管環境をチェック
最後に、使いやすいチューナーをいくつか紹介しておきます。
チューニングや押さえ方でつまずいたら、オンラインギターレッスンで一緒に確認することもできます。