
ギターのメンテナンス記事、今回はフレット編です。
なんでフレットの記事にしたのかというと、私自身がリフレットを検討しているからです(笑)。
ギターのフレットは消耗品です。弾けば弾くほど、弦とこすれて少しずつすり減っていきます。この記事では、フレットのお手入れを「磨く」「すり合わせ」「リフレット」の3段階に分けて、それぞれの費用や選び方を解説します。
フレットがすり減ると、どうなる?

フレットがすり減ってくると、こんな症状が出てきます。
- 特定のフレットで音がビビる
- 音が詰まる・伸びない
- チョーキングで音が途切れる
- よく使うローポジションのフレットに、弦の跡(凹み)がついている
1つでも当てはまったら、フレットのお手入れを考えるタイミングです。ただし、音のビビりはネックの反りが原因のこともあるので、あわせてチェックしてみてください。
フレットのお手入れは3段階

1.フレットを磨く(自分でできる)
| 費用の目安 | 0〜2,000円くらい(専用クロスやクリーナー代) |
|---|---|
| だれがやる? | 自分でできる |
| 頻度の目安 | 弦交換のたびに |
フレットの表面の汚れや、くすみ(酸化)を取るための、基本のメンテナンスです。特別な工具や技術はいらないので、超初心者でもできます。
やり方のポイント
- 弦を外したタイミングでやると効率的
- やわらかいクロスや、フレット用のポリッシュを使う
- 研磨剤入りのものを使うときは、指板を傷つけないようにマスキングテープで保護すると安心
汚れやくすみが取れると、弦がなめらかにすべるようになり、弾き心地がよくなります。見た目もピカピカになって、ギターが新品に近い雰囲気に戻ります。
2.フレットのすり合わせ(リペアショップへ)
| 費用の目安 | 8,000〜20,000円くらい |
|---|---|
| だれがやる? | リペアショップ |
| 頻度の目安 | フレットが部分的に減ってきたら(数年に1回が目安) |
すり減ったフレットに合わせて、フレット全体の高さを均一に削りそろえる作業です。部分的にすり減ったフレットがあると、そこで弦が「ビビる」ことがあります。すり合わせで高さをそろえると、ビビりが解消されて、なめらかに弾けるようになります。
すり合わせのあとは、削って平らになったフレットの形を丸く整える「クラウニング」や、表面を磨く「ポリッシュ」もセットで行うのが一般的です。
私はリペアショップに出しています
私は、すり合わせからはリペアショップに出しています。自分でいじるのがよっぽど好きじゃないと、無理だと思っています。メンテナンスの経験や、安いギターで練習してみることなども必要です。
どうしても自分でやりたい人向けに、道具のセットも売られています。
ただ、今はネットでこういうものが買えますが、どうしてもという人くらいがやるといいと思います。
3.リフレット(リペアショップへ)
| 費用の目安 | 20,000〜50,000円くらい(素材や本数で変わる) |
|---|---|
| だれがやる? | リペアショップ(必ずプロに) |
| 頻度の目安 | すり合わせで対応できなくなったら |
すり減ったフレットをすべて新しいものに交換する作業です。すり合わせは削って高さをそろえるので、くり返すとフレットがどんどん低くなっていきます。低くなりすぎて、もうすり合わせできない状態になったら、リフレットの出番です。
リフレットのときに、フレットの素材やサイズ(高さ・幅)を変えることもできます。たとえば、すり減りにくいステンレスのフレットにしたり、高さのあるフレットにして押さえやすくしたりと、自分好みの弾き心地にカスタマイズできるのもリフレットの楽しみです。
高度な技術が必要なので、必ずリペアショップにお願いしましょう。
私が検討している理由
私のギターは、かれこれ17年くらい使ってきました。その間、すり合わせなどでメンテナンスをしてきましたが、そろそろフレットもこれ以上すり合わせは難しいかなと思いまして。リフレットをしていこうかと考えています。
あわせて読みたい
まとめ:状態に合わせて選ぼう
フレットのお手入れの選び方
- 汚れやくすみが気になる → 自分で「磨く」(弦交換のたびに)
- 部分的な減りやビビりが気になる → 「すり合わせ」(リペアショップへ)
- 深く削れている・交換してカスタマイズしたい → 「リフレット」(リペアショップへ)
ギターの状態や予算、演奏スタイルに合わせて、ちょうどいい方法を選んでください。
※費用は目安です。ギターの種類やお店によって変わるので、依頼する前に見積もりをとってもらいましょう。