
「自分の曲をつくれたらな」
音楽をやっている人なら、一度は思ったことがあるはずです。
頭の中にはメロディが流れている。コードも、雰囲気も、言葉の断片もある。でも――
- 打ち込みができない
- 歌がうまくない
- 録音環境がない
そんな理由で、多くの「つくりたい」は途中で止まってしまいます。私自身も、何度も止まってきました。
その「つくりたい」を、一気に現実にしてくれたのがSuno(スノ)です。この記事では、ギター弾きの目線でSunoを使ってみた衝撃と、使い方、無料と有料の違いを紹介します。
Sunoとは? 鼻歌や歌詞から曲をつくれるAI
Sunoは、歌詞やイメージを入力するだけで、ボーカル入りの曲をつくってくれるAI作曲サービスです。
数年前にリリースされたときから「うわ、すごいなぁ」と思っていましたが、当時は無料版でお試し程度でした。
ところが、久しぶりに使ってみると大きくバージョンアップしていて驚きました。歌声がとても自然で、ミックスもしっかりしていて音圧もある。アレンジも素晴らしい。正直、ビビりました。
一番の衝撃:鼻歌が「プロ級の音源」になる
何より驚いたのは、自分の鼻歌や録音した音源をアップロードして、カバー(アレンジ)という形で再編集してくれることです。

鼻歌、ざっくりしたメロディ、不完全な演奏、走っているリズム。そういう未完成な素材を、ちゃんと「音楽」として成立させてきます。
下手でもいい。ミスしていてもいい。素材として扱ってくれるのです。
しかも、ボーカル入りで、ミックスされた"作品"として返ってくる。自分の鼻歌を生かしつつ、すごい曲に仕上げてくれました。

Sunoでできること
Sunoでできる主なこと
- 歌詞を入れるだけで曲になる
- ジャンル・雰囲気・テンポなどを言葉で指定できる
- 自分の音源をアップロードして、曲に反映できる(カバー・アレンジ)
- 歌詞がなくても、インストゥルメンタル(歌なし)の曲もつくれる
使い方はシンプルで、アカウントを作って、つくりたい曲のイメージや歌詞を入力し、生成ボタンを押すだけです。1回の生成で2曲の候補が出てくるので、気に入ったほうを選んで仕上げていきます。
無料と有料の違い(2026年9月時点)
Sunoは無料でも使えます。1日ごとに使える回数(クレジット)が補充されるので、お金をかけずに十分お試しできます。
ただし、無料と有料では使えるAIのバージョンや、つくった曲の扱いが違います。
| 無料(Free) | 有料(Pro/Premier) | |
|---|---|---|
| つくれる量 | 1日50クレジット(約10曲分) | 毎月まとまったクレジットが付く |
| 使えるAI | 無料向けの一つ前の世代 | 最新のモデル(v5.5など) |
| 商用利用 | 不可(個人で楽しむ範囲のみ) | 加入中につくった曲は可 |
| ダウンロード | 回数に上限あり | 毎月の上限つきで可 |
使うときの注意
- 無料プランでつくった曲は、YouTubeの収益化や販売などの商用には使えません
- 料金やルールはたびたび変わっています。使う前に必ずSuno公式の料金ページで最新情報を確認してください
- 他人の曲をアップロードしてカバーするのはNG。使うのは自分でつくった素材だけにしましょう
ギター弾きならではのSunoの使い方

1.弾き語りを録って、アレンジしてもらう
スマホで録った自分の弾き語りを素材にすると、バンド編成の曲に生まれ変わります。「自分の曲がこんなふうになるのか!」という体験は、ほかでは味わえません。
2.曲づくりのアイデア出しに
同じメロディでも、ジャンルや雰囲気を変えると、まったく違う曲になります。いろいろなパターンを聴き比べると、自分で曲を仕上げるときのヒントがたくさん見つかります。
3.練習用の伴奏として
好きな雰囲気の曲をつくって、それに合わせてギターを弾くのも楽しい使い方です。ひとりで練習していても、バンドで合わせているような気分になれます。
音楽を知っている人ほど、Sunoは面白い
ここが一番大事なポイントです。
Sunoは努力をショートカットする道具ではありません。
音楽の知識、言葉の選び方、構成の感覚。そういう積み重ねがある人ほど、出てくる音がどんどん自分に近づいていきます。
だからこれは、「AIに作ってもらう」ではなく、「AIと一緒につくる」感覚です。ギターを練習してきた時間も、ちゃんと生きてきます。
作品は「副産物」でいい
一番すごいのは、ここかもしれません。
完成度よりも、評価よりも、「つくっている時間そのもの」が楽しい。
Sunoは、クリエイティブな状態に何度でも戻してくれます。
まとめ:「自分の曲をつくれたらな」は、もう夢じゃない
まとめ
- Sunoは、歌詞や鼻歌からボーカル入りの曲をつくれるAI
- 一番の衝撃は、鼻歌や弾き語りを「素材」として作品に仕上げてくれること
- 無料でも1日約10曲つくれる。ただし商用利用は有料プランのみ
- 音楽の経験がある人ほど、自分らしい音に近づけられる
理屈はいりません。
- 音楽が好きな人
- 昔バンドをやっていた人
- 曲をつくりたかったけれど、あきらめた人
そんな人にこそ、まずは使ってみてほしいです。
「自分の曲をつくれたらな」は、もう夢じゃない。
その衝撃を、ぜひ一度体験してみてください。